お知らせ・トピックス

認知症の高齢者の財産

Q:認知症の高齢者の財産を守る方法として、法律上どのような制度がありますか?

A:その高齢者に後見開始の審判を受けていただくことが考えられます。認知症により事理を弁識する能力(判断能力)がない状態の方は、家庭裁判所で後見開始の審判を受ける事が出来ます。この審判を受けた方(成年被後見人)にはその財産を管理する権限を与えられた成年後見人が付されます。成年後見人は、成年被後見人に代わって(成年被後見人の法定代理人として)、施設への入所契約などの重要な取引を行う事もできます。

また、成年後見人は、成年被後見人が結んだ契約を後から取り消す権限を持っています。ただし、生活用品の購入など日常的な取引については、後見開始の審判を受けているというだけでは取り消すことが出来ない仕組みになっています。

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